私たちが大事にしていることの1つは、時代・ユーザーに合ったサイトを提供できているかです。
それは、デザインやUI/UXといった、ウェブサイト上の見た目、操作感、体験にとどまりません。近年、「グーグル検索をしない人」が増えていますが、インスタグラムやツイッター上でのSNS検索増加、Google マップでのスポット情報検索など、ユーザーは情報検索の場を多様化させています。「インターネットの使われ方」が大きく変わろうとしている。それが2021年現在といえるのではないでしょうか。
そのなかで、5年、10年、対応し続けられるサイトを作ろうというのは、ある意味で無謀な取り組みです。2年程度で消費されるもの、変化させざるを得ないものだと捉え、柔軟にサイトを変えていける仕組み(システムだけでなく運用体制についても)にしておくことが、肝要だと考えます。
ウェブ上での表現手段も多様化していますが、2021年は当社が近年取り組んできたWebGLコンテンツの開発需要が、さらに高まってきました。3DCGを用いたWebGL表現は、先進的な見た目を実現するだけにその役割をとどめません。従来は平面的な画像でしか説明できなかった商品・サービスを、立体的に、より分かりやすく伝える手段になりえるため、コロナ化でのオンライン商談需要で一気にその価値が認識されたといえるでしょう。
昨年以降、ARやVRなどといったわかりやすいバズワード付きで、こうしたWebGLコンテンツをさまざまな場面で目にすることが増えました。一方で、「リッチな表現が正義」なわけでもありません。アプローチしたいお客様に合わせた“姿”をきちんと捉えた上で、クリエイティブを作り上げることが大切だと考えます。
こうしたプロセスを踏まえて、表面的ではなく「その時代」に生きる顧客との深いコミュニケーションや数字を残せるサイト作り、またはそのような結果を出すための改善・提案を、r.c.o.は継続的に行います。